2022年4月にスタートした長女の「おこづかい投資」は、5か月が経過しました。
今回は2022年8月の運用成績を報告します。
かんたんに「子どものおこづかい投資」をおさらいすると、
- 小学一年生の長女へ
- 特別ルールを設けた投資で経験を積ませて
- 複利の力を学ぶ
というコンセプトです。
「貯金も大切だけど、投資も同等に、いや、それ以上に大事!」
と身をもって体験してもらいたい訳です。
早く投資を始めて、時間を味方につけたいね!
子どものおこづかい投資については、こちらの記事も読んでみてください。
2022年8月の景況感
まず最初に、2022年8月のマーケットの動向を簡単に振り返ります。
8月も金融市場にとって大きなイベントがありました。
ざっと見返すと
- 米国7月雇用統計
- 米国7月のCPI(消費者物価指数)発表
- ジャクソンホール会議
こんな感じで、株価の上げ下げにかかわる金融ニュースがありました。
米国7月雇用統計
米国の労働市場は、非農業雇用者数が52.8万人増加して市場予想の2倍を超える結果となりました。
これによって景気後退の懸念は和らいだので、インフレを抑える為の積極的な利上げを後押しする材料になりました。
米国7月CPI(消費者物価指数)
最近とてつもないスピードで上昇している、アメリカのCPIは総合8.5%上昇(前年同月比)となりました。
非常に高い伸びではあるものの、市場予想の8.7%を下回りました。先月6月のCPIはプラス9.1%でしたので、伸びは鈍化しています。
以上を踏まえて、これまで勢いの止まらなかった物価上昇が落ち着き始めたとみる向きが出始めました。
ジャクソンホール会議
パウエルFRB議長は、インフレを抑えるための金融政策について「やりとげるまでやり続けなければならない」と利上げを継続する意向を示しました。
これによって株式市場は軒並み急落し、ニューヨークダウは1,000ドル強の下落、ナスダックは3.9%も下落となりました。
インフレ退治のために利上げをすると株価は下落するんだね。
なんだがシーソーのようだね。
おこづかい投資はプラス成長
本題に戻って子どもおこづかい投資ですが、トータルリターンは+853円。
8月単体では+160円でした。
先述したジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演をうけて、今月の成長分は溶けるかな~と思っていましたが、最終着地はプラスでした。
8月の買い付け
8月は合計で3,634円を買い付けました。
- 前月残高の10%分・・・1,918円
- おこづかい・・・398円
- ママの支援・・・1,120円
今月は家族旅行でディズニーシーへ行ったため、投資へまわした金額が小さくなりました。
元本の成長はとどまりましたが、別の角度から見ると「複利の効果を感じられる月になった」とも考えています。
娘の手出しは398円にすぎませんが、10%ルールで1,918円も増資されています。
自分の投資した額の約5倍の金額ですから、かなり大きいです。
「元本が増えれば、成長スピードはもっと加速する」と伝えるいい機会になりました。
オルカンでディズニーのオーナーに!
先述のように家族旅行でディズニーシーへ遊びに行ってきました。
ディズニーには詳しくないので恐縮ですが、シーに入場してすぐのところに大きな地球のオブジェがありますよね。
写真を撮りながらこんなことを考えてました。
ディズニーシーのこれ見て、オルカン想像してる pic.twitter.com/KcbL7yLxJI
— ぱんたけ@長期投資&高配当株 (@pantakeb) August 19, 2022
このツイートを投稿してから、
あれ?ディズニーってオルカンに含まれるんじゃね?
と思って調べてみると、含まれていました。
娘よ、きみは東京ディズニーランド・シーのオーナーの一人だ!
と言っても理解できないので、
- 投資している会社はたくさんの人を笑顔にしているね
- この会社が成長すれば、きみの資産も増えるんだよ
と、伝えました。
理解は浅いと思いますが、自分が体験した「楽しい!!」を提供するディズニーシーにも投資していることは分かったようです。
当然ですが、理屈よりも経験・体験のほうが子どもには重要ですね。
数字を記録するだけではなく、投資をしている企業から実生活でどのような恩恵を受けているのかを伝えることで、投資により興味をもってくれると感じました。
投資は数字だけじゃない!その中身が重要だね!
まとめ
8月の成績は+853円でフィニッシュ。
買い付け額は合計で3,634円でした。
- 前月残高の10%分・・・1,918円
- おこづかい・・・398円
- ママの支援・・・1,120円
元本部分を増やすことはできませんでしたが、代わりに複利の効果を感じられる結果となりました。
さらに家族旅行で遊びに行ったディズニーシーでは、投資先の企業活動にもろに触れて、”プラスサムゲーム”を肌で感じてきました。